お会いできて光栄です!図解師★ウルフです!
このブログを御覧の方は、『サピエンス全史』『ホモ・デウス』に興味がお有りの方だと思います。
2016年に『サピエンス全史』、2018年に『ホモ・デウス』が発刊され、多くの著名人の方がこの本を紹介されていたので、私も以前からかなり興味があったのですが、なかなか読み始めることができませんでした…。
理由は単純…ページ数が多いからです!
それぞれに上下版があるため、太い本が全部で4冊。
何度か中身をみて「難しそう…」と感じて本を閉じていました…。
でも実際に読み始めると非常に読みやすいくて、面白い中身にドンドンのめり込んでいきました!
さすが、多くの著名人がオススメされる本です!
あなたもこの本に興味を持ちながら、なかなか読み始められないのではないですか?
もしそうなら…まずはこの13枚の図解をご覧ください!
中学生にもわかるように、できるだけわかりやすく書籍の内容を要約しています!
少しでもあらすじを理解しておけば、途中で難しい箇所や興味のない箇所は飛ばして、読み進めていけるから、途中脱落も少なくなります。
そして読み終えたとき、今まで知らなかった「マクロ視点での人類の過去と未来」があなたの頭にインプットされることでしょう!
ぜひこの要約図解を見ながら、世界的ベストセラーである『サピエンス全史』『ホモ・デウス』を読み切ることにチャレンジしてみて下さい。
『サピエンス全史』&『ホモ・デウス』を読み始める前に…
さらにこの長い本を読み始める前に、もう一つ朗報です!
私の図解だけだとわかりにくいようであれば、下のURLから、あらすじの音声コンテンツを聞いてみてください!
Voicy風呂敷「畳み人」ラジオ
「このコンテンツがすごい#1 ホモ・デウスをしっかり読んでみた」
これは”Voicy”という音声コンテンツの中でNewsPicksの編集者である野村高文さんが、『ホモデウス』『サピエンス全史』のあらすじを約20分で紹介しています。
この野村さんは、著者ユヴァル・ノア・ハラリさんに直接インタビューしたこともあり、本書の内容を的確に理解しわかりやすく説明されております。
それに音声コンテンツはスマホで家事をしたり歩きながらでも聞くことができるので、非常に便利!
実は今回の図解化においても、このあらすじをすごく参考にさせていただきました!
(野村高文さん、本当にありがとうございました🙇♂️)
図解+音声で本の内容を理解してから読み始めると、本の内容がスムーズに頭に入ってくると思います。
ぜひお試し下さい!
それでは説明はこれくらいにして…
図解『サピエンス全史』『ホモ・デウス』スタートです!!
『サピエンス全史』『ホモ・デウス』この機会にぜひ読んでみよう!
『サピエンス全史』で”過去”を…、『ホモ・デウス』で”未来”を語ったユヴァル・ノア・ハラリ氏衝撃の最新作!
人類の”現在”を語った『21 Lessons 21世紀の人類のための21の思考』はコチラ!
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『サピエンス全史』&『ホモ・デウス』の内容を図解化!
著者のユヴァル・ノア・ハラリさんはイスラエルの歴史学者です。歴史学者であるが故に、これほど壮大なマクロ視点で「人類の”いままで”と”これから”」を描けたのだと思います。
『サピエンス全史』『ホモ・デウス』…読み物としては長いですが、あなたにとって必ず価値のある本になると思います!
宇宙誕生の「ビッグバン」から135億年、地球誕生から45億年…それから比較すると、人間の祖先であるホモ・サピエンスの誕生からまだ20万年しか経過していません。
地球の歴史を1年とした場合、実は人類の歴史は12/31の夜23時37分から始まります。
もう少しでお正月というときに人類が生まれ、最後の23分の間にこれだけの激しい進化が起こったのです。
参考になる記事と動画を貼っておきますので、ご参照ください。
実はあまり知られていないことですが、人類種というのは、我々の祖先であるホモ・サピエンスだけではなく、他にも様々な人類種(ホモ属)が存在していました。
たとえば、ホモ・ルデルフェンシスと呼ばれたホモ属は、240万年前から約100万年間存在していたといわれていますし、他にも200万年以上生きたといわれる種族もいます。
われわれホモ・サピエンスは誕生してまだ25万年ですので、別の人類種(ホモ属)はそれよりも何倍もの長い期間地球上に存在していたんです。
では他の種族はすべて死に絶えたにも関わらず、なぜ我々の祖先だけが生き残り、地球上を席巻するほどの発展を遂げることができたのでしょうか?
それを解く鍵が「3つの革命」になります。
ホモ・サピエンスの発展の鍵である”3つの革命”、まず1つ目は「認知革命」です。
実は、どんな動物でも言語は持っていて、危機感や特定の単語を周囲の同種族に伝えることは可能なのです。
では、それらの動物とホモサピエンスは何が違ったのか?
ホモ・サピエンスには「フィクションを伝え、それを信じ込むことができる力」がありました。
フィクションとは「愛・家族・宗教・お金」といった想像力の産物であり、それを共同でもつことで、共通の物語を信じ込むことができたのです。
他の人類種が「やつら、危険、戦う」というレベルの意思疎通を図っていたのに対し、ホモ・サピエンスだけが、「神様のためにやつらと戦う」という”フィクションを信じ込む力”を持ってました。
この”信じ込む力”で種族内での団結力を形成し、他の人類種を駆逐していったのです。
人類種(ホモ・サピエンス)の”3つの革命”…2つ目は「農業革命」です!
狩猟は攻め、農業は守りという印象がありますが、狩りはいつも成功するとは限りません。
そんな不安定な環境を脱却できたのは、農業が発展したからこそ!
農業が発展することで安定した収穫が見込め、生活が安定したからこそ、大集団で定住化することができたのです。
結果、生活の基盤ができ人口が急激に増加することで、国や宗教、お金といったフィクションを信じ込むことができる土壌がさらに出来上がっていきました。
これがホモ・サピエンス発展の2つ目の鍵です。
3つ目の革命は、「科学革命」です!
”無知の知”というソクラテスの名言があります。これは「知らないことを自覚する」という哲学の出発点に向かう姿勢のことを指します。
そしてこれこそがホモサピエンスが発展する第3の鍵…すなわち知識科学を求めていくことにつながりました。
無知を自覚するまでは、「すべては神の思し召し」と考えられており、疫病が流行って多くの家族や仲間が亡くなっても「自分たち人間にはどうすることもできない…」と考えられていました。
ただ人類が急激な発展を遂げる中で、この考え方にも変化が生じます。すなわち自分たちが「知らない」ということを自覚することで、「知らないことが当たり前」という考え方から「今の自分たちが知らないだけ=知ることができるはず」という考え方に変化しました。
現代に生きるあなたは、周りで起きている事象にはすべて原因がある…と考えているはずです。
たとえ今のあなたにはわからないとしても、「大学の偉い教授なら知っているはず…」、もし今人類の誰も知らなくても、「分析して解明すれば未来にはわかるはず…」こういう考え方が自然にできるのではないでしょうか。
これこそが、知らないことを自覚することであり、これにより、世界で起きることのすべてを解明できるはず…と考え始めたのです。
その結果、人類は急激に発展し今のテクノロジー社会が出来上がったのです。
さて、ホモ・サピエンスが誕生して25万年が経過した現代、3つの革命により人類は大きな発展を遂げました。
それは人類史上三大苦悩である”飢餓・疫病・戦争”を克服させるほどの発展でした。
そしていまや…進化したテクノロジーにより、本来避けることのできない「死」からも徐々に遠ざかることができるようになってきています。
その状態は「ホモ・サピエンス=賢い人類」から、「ホモ・デウス=神のような人類」として地球に君臨している状態になりつつあります。
これは人類にとって”ハッピーエンドへの導線”なのでしょうか…。
著者のハラリさんはそうは考えていません。
”神のような人類”と呼べるまでに発展した人類…それは次なる悩みへの序章なのです。
さて、ここから『ホモ・デウス』の内容へと移行します。
今まで見てきた人類発展の歴史…その結果”神に近づいた人間”ですが、その「人間が他の生き物と比べて尊い所以(ゆえん)」とは、はたしてなんなのでしょうか?
それぞれの人間がもつ唯一無二のもの…それは「感情」だと言われています。
個々の人間が尊ばれるべき理由…それは、同じものを見たときの「あなたの感情と私の感情が違うから」であり、それが個々人を唯一絶対的なものとして尊ぶ考えのベースになるのです。
でも、果たして本当にそうなのでしょうか。
実は現在「感情はプログラムの結果によるもの…」という仮説が、有力なものとなりつつあるのです。
2045年に起こるとされる”シンギュラリティ”…
人工知能(AI)が人間を超え、人間に及ばぬスピードで進化するとしたら、多くの人は「Useless Class=役立たず階級」になってしまう…
実はそんな未来がもうすぐそこにまで来ているのかもしれません…。
20世紀の産業革命では、余った労働力を振り向ける先があったので、完全な「役立たず階級」にはなりませんでした。
ではこれからの時代はどうなるのでしょうか…
人工知能(AI)やロボットで、すべての労働力が完結する社会。
そうなると余った労働力を持っていく先がなく、”完全な役立たず”になるかもしれません。
「人間の感情がアルゴリズム」だとすると、その仕組がわかれば感情をコントロールできることになります。
そうなると、心は尊いものではなく、人間至上主義は崩壊します。
次に来るのは…データ至上主義の時代。
人の行動や感情がアルゴリズムの結果だとすると…
人の歴史はそのアルゴリズムの膨大な処理の結果ということになります。
これはサイバー空間上のデータと何も変わらない…
”シムシティ”や”シムアース”と同じだと言えるのではないでしょうか?
ただし、今までお話した「人の感情=アルゴリズム…」はまだ仮説の段階です。(有力な仮説ではありますが。)
これからの科学の進歩で、人間独自のものが見つかる可能性もまだ残っています。
たとえ、人間の感情はアルゴリズムであったとしても…
たとえ、大多数の人が「役立たず階級」になる未来が見えていたとしても…
人間の力で、望ましい歴史に導くことができるはずです!
この警鐘を糧に、歴史を学び、検証し、望む未来にむかってわれわれが未来を作りましょう!
『サピエンス全史』『ホモ・デウス』この機会にぜひ読んでみよう!
『サピエンス全史』で”過去”を…、『ホモ・デウス』で”未来”を語ったユヴァル・ノア・ハラリ氏衝撃の最新作!
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『サピエンス全史』&『ホモ・デウス』図解後記
最後までご覧頂きありがとうございます!
今回は世界的ベストセラーである『サピエンス全史』『ホモ・デウス』を図解化しました。
1作目の『サピエンス全史』は全世界で1000万部を突破。
歴史学者であるユヴァル・ノア・ハラリさんが、人類種の起源から現代までを壮大な視点で振り返り、世界中で話題になりました。
人類の発展の鍵を、「認知革命」「農業革命」「科学革命」の3つの革命として、今までにない切り口で、斬新な人類史を提示しました。
2作目の『ホモデウス』は、『サピエンス全史』の続編として、著しい発展を遂げた”人類のこれから”を、かつてないスケールで描き人類の未来に警鐘を鳴らしました。こちらもすでに全世界で400万部を突破しています。
さて…壮大なスケールで人類の過去と未来を描いた、ユヴァル・ノア・ハラリさん。
実は第3作目が2018年8月に英語版で発売されています!
題名が『21 Lessons for the 21st Century』
(邦題は未定ですが、訳すると『21世紀のための21の教訓』という感じですね)
この題名からも分かるように、過去・未来の次に描かれるのは「21世紀の現在」になります。
マクロ・ミクロの複眼的視点を持つ著者が、前2作同様、鋭い切り口で描いた「現在」…
日本語版は2019年内に刊行予定。早く読みたくてウズウズしませんか?
そして、これだけ世間で話題になった2作品ですので、「読んでみようかな…」と思った方も多いと思います。
ただ実際に手にとって見ると、上下巻で計4冊…結構なボリューム。
なかなか読み始められなかった方もおられるのではないでしょうか。
実は、私もそうでした。
そんなあなたに、ぜひこの図解をご利用いただきたいと思います!
おおよその内容をこの図解で理解した上で、ぜひ完読にチャレンジいただきたいと思います。
そして第3作目である『21 Lessons for the 21st Century』の年内刊行を一緒に待ちましょう!
僭越ですが…この図解が一人でも多くの方にとって、本書を読み始めるきっかけになって頂ければ…ウルフにとってこれ以上ない幸せです!
図解師★ウルフでした!!
『サピエンス全史』『ホモ・デウス』この機会にぜひ読んでみよう!
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