図解師★ウルフです!
僕も入会している西野亮廣さんのオンラインサロン「西野亮廣エンタメ研究所」の過去記事を紹介しています。(音声でも紹介しています!)
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目次
西野亮廣エンタメ研究所の過去記事紹介!~2021年5月29日
(以下西野亮廣さんの記事の引用です)
おはようございます。
冒頭のツカミの挨拶を頑張りすぎてしまうと、「本編の内容が入ってこない」という事故が起きてしまうことが分かったキングコング西野です。
#難しいツカミの世界
#そもそも要らねーだろ
さて。
今日は「アート作品として『家』を作る」というテーマでお話ししたいと思います。
読んだところで何の役にも立たない「西野の悪ふざけのお知らせ」です。
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▼ 「デカイもの」が好き!
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子供の頃、母ちゃんに連れられて観に行った「太陽の塔(@万博公演)」が好きだったのですが、「なぜ、太陽の塔が好きなんだろう?」と考えた時に、自分の中にあった答えはデザイン的な理由よりも「デカイから」というアホみたいな理由が勝っていました。
「太陽の塔」が3メートルだったら、きっと僕は「太陽の塔」に恋していなかったのです。
下半身の毛も生え揃って、自分がモノを作る側になると、「デカイもの」に対する想いは、よりいっそう強くなります。
下半身の毛が生えていなかった頃(※「子供の頃」と言え!)に比べて、「デカイものが何故面白いか?」をもう少しだけまともに説明できるようになったのですが、その一つに、「デカイものを見ようと思ったら、見上げなきゃいけないので、口角が上がって、ニヤニヤしちゃうから」があります。
「筋肉」に引っ張られる形で「感情」が生まれるケースって全然あると思っていて、仮に、今、(一瞬だけでいいので)口角を上げて笑顔を作っていただきたいのですが……ちょっと楽しくなったでしょ?
デカイものを作って、「人が上を観ている時間(理由)」を増やせば、幸せの総量が増えるなぁと思いまして……そんなこんなで「デカイもの」が好きです。
あと、作るモノがデカくなればなるほど「作る難易度が高くなる」というのも「デカイ
もの」が好きな理由の一つです。
作るモノがデカくなると、必要になってくるのは技術だけではなく、場所も予算も必要です。協力してくれる人も必要です。
作品のサイズが大きくなればなるほど、クリエイターだけではなく、プロデューサーとしての能力も必要になってきます。
そんなこんなで、すっかり「デカイモノ」に魅せられている西野が作品の最大単位としたのが「町」です。
「町」より大きなモノとなると、「国」や「星」になってくるので、そこは諦めました。
#星を作るのは難しい
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▼ 「町」をどう作るか?
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町の作り方はいろいろあります。
「辺境の地を格安で購入して、そこに建物をポコポコ建てていく」というのが一つあると思うのですが、交通の便がよろしくない場所に作ってしまうと、やっぱり、町を回していくことが大変で…願わくば「都心にサクッと出ることができて、都心からもサクッと来れる場所」に町を作れるといい。ですが、2021年の地球のどこを探しても、そんな場所はありません。
そこで西野は、「すでに存在している町(通える距離にある町)に手を加える」という打ち手を編み出します。
それが『えんとつ町』です。
ベースとなる建物を日本家屋にしておいて、そこに提灯やら煙突やらのデコレーションを足せば「えんとつ町の建物」になるように、そもそもの『えんとつ町』をデザインしてみました。
そうすれば、日本中に『えんとつ町』を作ることが可能です。
そんなこんなで僕の地元・兵庫県川西市に『えんとつ町』を作るべく、チマチマと活動しているわけですが、ここで「すでに存在している町に手を加える」の“手の加え方”というのが、【3つ】あることを、プロジェクトをスタートさせてから気がつきました。
一つ目は、「既存の家屋をリフォームする」です。
これは絵本『みにくいマルコ ~えんとつ町に咲いた花~』にも出てくるスナック『CANDY』などがそうです。
すでに存在していた建物に、提灯や煙突を付けて、ドアを取っ替えて、壁を塗り直して…「えんとつ町の建物」にしました。
このやり方は、今後も続けます。
二つ目は、「会社で土地を買って、その中に『えんとつ町』を作る」です。
「すでに存在している町」とはいえ、その町の中には「売りに出ている物件」があったりします。古くなっちゃって、なかなか住めないような物件です。
会社でその土地を買っちゃって、サラ地にして、今はそこに「アパート(集合住宅)」を作ろうとしています。
※元は美術館建設予定地だったのですが、あまりにも住宅街すぎるので、美術館は別の場所(近所)に作ります。
そして三つ目は、「個人で家を建てて、買い手が見つかれば売る」です。
これをやるには、宅建免許的なモノが必要になってきますが、「えんとつ町の家」を建てて売って、その売り上げで、また「えんとつ町の家」を建てて売って…を繰り返しながら、あたり一帯を『えんとつ町』にする…というやり方です。
はたして、そんなデタラメなやり方が上手くいくかどうか分からないすぎるので、誰にも迷惑をかけないように「個人で」やることにしました。
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▼ アート作品としての家の可能性
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そんなこんなで、今は、「家」を作っています。
すでに物件は買って、これから取り壊してサラ地にして、そこに「家」を建てます。
購入者が現れるまでは、「僕の家」です。
実際に僕が住む家です。
家を作ってから、家具を探すのではなくて、その家に置く家具もひっくるめて、家を作り、
家を売るときは家具ごと売ります。
今の僕の家(東京の家)がその発想なのですが……人生において、「家にいる時間」が最も長いので、家自体を楽しくした方が、人生の楽しい時間が増えます。
というわけで、僕の家の玄関の壁は巨大なルビッチの顔があったり、リビングの壁は「時計台」になっていたりします。
♯スナック西野の後ろに映り込んでいるアレ
その調子で今度も家は、「外観」から「天井の高さ」から「室内の導線」まで、自分好みの家(僕がワクワクする空間)を作ってしまおうと思っているのですが、そうなってくると、もう「作品」なんですね。
機能性を追求して作らない「絵」や「彫刻」と同じです。
事実、今、僕が作っている家は、階段が7箇所ほどあります。
足の悪いお婆ちゃんなんかは住めたもんじゃありません。
ですが、家を退屈にさせている原因の一つに「目線の位置が変わらない」があると思っていて、そこは楽しさ優先。
立つ場所の高さが30センチでも変わると、世界が変わります。
演劇の舞台とかは、そういった理由でステージ上に段差を作ったりします。
自分の中の面白いを詰め込んだ家を作って、それを作品として販売していく活動は面白いなぁと思いつつ、今、もう一つ仕掛けてやろうかなぁと企んでいるのは、「家の図面をN F Tで販売する」です。
「面白い家」は、図面自体が作品として成立すると思っていて、それさえあれ3D
にすることもできるし、現実空間にボワンと現れる「西野の家A R」も可能です。
特典として、その図面を使って実際に家を建てるのもO Kにしてしまう。
♯僕の家がモデルルームになるイメージです
家を「アート作品」としていて作ると、いろいろな展開が作れそうです。
そんな感じのギャグを繰り返しながら、少しずつ町ができていけばいいなぁと思っています。
文章だけ読んでも、いまいちイメージが掴めないと思いので、まずは1つ目の作品(家)をソッコーで作ります。
「あいつ、バカなことやってるなぁ」と思ってもらえたら本望です。
現場からは以上で〜す。
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