図解師★ウルフです!
僕も入会している西野亮廣さんのオンラインサロン「西野亮廣エンタメ研究所」の過去記事を紹介しています。(音声でも紹介しています!)
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目次
西野亮廣エンタメ研究所の過去記事紹介!~2021年5月24日
(以下西野亮廣さんの記事の引用です)
おはようございます。
「100人超体制で2週間以上捜索を続けるも見つからなかったニシキヘビが、飼い主の家の屋根裏で見つかった」というニュースを受けて、「この先、警察から追われることがあったら自宅の押し入れに隠れよう」と思っているキングコング西野です。
#外に出るから見つかるんだ
さて。
今日は、『ネットサービスの大きな流れ(2つ)』というテーマでお話ししたいと思います。
「なんとなく、時代は、こっちの方に向かってますよ〜」という内容です。
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▼ 「大枠」の設定を誤るな
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僕の仕事の進め方は極めてシンプルです。
ますは、進む方角(大枠)を決めます。
具体的な行き先は決めずに、「どうやら東よりも、西の方がアツイな」みたいな感じで歩き始めて、あとは、「徳島」に行くのか、「岡山」に行くのか、「熊本」に行くのか、そこはその時の気分と風まかせ。
「収入源は『広告費』じゃなくて、『ダイレクト課金』だな」とか、
「『完成品を売る』」じゃなくて、『過程を売る』だな」といった感じで……まずは大枠を決めて、それをどういった「手段」で実現するかは、進みながら考える。
このやり方で仕事を進めていると、つくづく思い知らされることがあります。
それは……「『手段』の誤りは簡単に取り返しがつくけれど、『大枠』を誤っていた場合は大幅に出遅れる」ということ。
#これホントに
ダイレクト課金の軸足を「クラウドファンディング」に置くか、「オンラインサロン」に置くか、「B A S E」に置くか、「YouTubeのメンバーシップ」に置くか……そんなものは大した問題じゃないんです。
クラウドファンディングをやってみて、「なんかシックリこないな……」となったら、B A S Eに鞍替えすればいい。
ただ、
「スポンサーさんからお金をいただくことこそが正義で、お客さんから(ネットで)お金をいただくのは詐欺師!金の亡者!」というスタンスを一度とってしまうと、
マインドチェンジに時間がかかるし、マインドチェンジしたところで、今度は「批判してしまった手前…」が発生して、身動きがとれない。
#ここで大幅に遅れる
自分の想いを一切捨てて、極めてフラットな気持ちで「なんとなく、時代はこうなるだろうなぁ」と考えることが大事で、その読み(大枠の選択)の精度はベチャクチャ重要です。
#メチャクチャの最上級
#ベチャクチャ
そんなこんなで……今、僕が、なんとなく思っている「ネットサービスの大きな流れ」は2つ。
今日はそちらを共有したいと思います。
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▼ 自社サイト型の「E Cサイト」って、どうなるんだっけ?
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この1〜2年で「クリエイターエコノミー」という言葉を耳にするようになりました。
TwitterやFacebookなども“個人でマネタイズできる方向”に舵を切っていますよね。
これまでは、「概要欄にリンクを貼っているので、そこからネットショップ(E Cサイト)に飛んでください」が主流でしたが……でも、これって、どうですか?
たとえば、先日まで僕はVoicyで「オンライン勉強会」のチケットを売ってました。
【900円】のチケットが、【1万3000枚】売れたので、大きな売り上げです。
「Voicyで売った」と言いましたが、厳密には、Voicyの概要欄に「B A S E(ネットショップ)」のリンクを貼って、商品管理と決済は「B A S E」でおこなっています。
つまり…
【900円×1万3000個】の販売手数料はB A S Eに支払われているんですね。
あなたがVoicyの社長だったら、ここって見過ごします?
「Voicy内で商品を買えるようにして、これまでE Cサイトに支払われていた手数料をウチに入るようにしよう」と考えません?
プレイヤーからしても、
ライブコマース(生配信中に商品を販売する時)以外でも、
文章の合間や、動画や音声の概要欄に、わざわざリンクを貼って、別サイトに飛んでいただくよりも、
【同じ画面内で商品を買ってもらえる仕様】になっていた方が売りやすい。
YouTubeはそうなってますよね。
画面から一番近い場所にメンバーシップ(月額課金)のクリックボタンがあり、ついには、グッズ販売機能(グッズ紹介機能)も導入する流れになっています。
#投げ銭機能もある
S N Sや動画サービスや音声サービスが、サービス内に「お店機能」を埋め込む流れは不可避で、こうなってくると自社サイト型の「E Cサイト」の立ち位置が少し難しくなりそうです。
さすがに「まったく無くなる」とは思わないですが、少なくとも、これまで通りにはいかない。
これが何を意味するのか?
S N Sや動画サービスや音声サービスが、「お店」としても機能し始めたら、当然、「商品を持っている表現者」が強くなる。
そこそこの地殻変動が起きると思います。
……これが一つ目の流れ。
続いて、二つ目です。
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▼ 「なるべくコストを割かない」が主流になりそう
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YouTubeが一番分かりやすいと思うので、YouTubeを軸に話してみます。
YouTubeは、コロナで配信者(チャンネル)が激増したので、「パイ(再生回数)の奪い合い」は熾烈を極めています。
当然、2020年以前のようにはいかず、全員の再生回数が少しずつ落ちています。
再生回数が稼げなくなってくると、まずは「大きなチーム」からやられます。
「コロナで利用者が減った航空会社」みたいなものです。
会社であれば希望退職を募って、体よくリストラをして、「会社のスリム化」を進めますが、
さすがに「再生回数が落ちたから、お前、クビね」とは言いにくい。
そうなると、次に、「配信者が渋滞して再生回数が稼げなくなることを見越して、最初から
YouTube配信にコストを割くつもりがない勢」が目立ってくる。
編集もしない、スタッフも雇わない…ひろゆきサンみたいな人です。
それと、
あと半年もすれば、「メンバーシップ(月額課金)」に全振りしている(月に2回しか稼働しない)キングコング西野なんかもYouTuberとして目立ってくる。
「目立ってくる」というか、議論の対象になってくる。
「あれ? あのやり方の方が美味しいんじゃね?」といった感じで。
この未来は100%来ます。
#キッパリ
そういう「コストを割かずに売上を作るYouTuber」が台頭してくると、「大勢で動画を作り込んでいるチーム」が、やりきれなくなってくると思います。
ここはメンタルの部分なのでボディーブローのように効いてきて、2021年下半期は、各YouTubeチャンネルで「一旦、運営方法を見直しましょう」が相次ぐでしょう。
※カジサックには一年前から「本気で商品開発しといた方がいいよ」と言っています。まだピンときていないみたい。
YouTubeは、テレビが辿った歴史を猛スピードで再現しているような印象です。
これからのYouTubeの潮流として「なるべくコストを割かずに運営していくには、どうすれば?」という考えがベースになってくると思います。
コストというのは「予算」だけじゃなくて、「時間」も含みます。
蜷川実花さんが、生活サイクルの中で撮っている写真をコンテンツにして、オンラインサロンを回すような。
これはYouTubeに限った話ではなくて、(コロナも相まって)あらゆるシーンで「なるべくコストをかけない」が主流になってきています。
なるべくコストをかけない競争が始まれば、僕らは、どこを目指せばいいのか?
答えは、「自分の型(パッケージ)を作ること」だと思います。
コストをかけなければ、当然、手抜きに見えるし、貧しく見えます。
ですが、たとえば、ベルサイユ宮殿の数千分の一の規模(予算)で作られている『千利休の茶室』は手抜きには見えないし、貧しくも見えないじゃないですか?
ステージ上には座布団一枚しかないのに、『落語』は貧しく見えないじゃないですか?
YouTubeでいうと、『THE FIRST TAKE』は手抜きに見えないじゃないですか?
「コストをかけない時代」は、そういった感じで「安く見えない型」を作ったもん勝ちだと思います。
逆に言うと、「型を作らずに、コストをかけない戦いをしても未来がない」という話です。
何かの参考になると嬉しいです。
現場からは以上で〜す。
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