図解師★ウルフです!
僕も入会している西野亮廣さんのオンラインサロン「西野亮廣エンタメ研究所」の過去記事を紹介しています。(音声でも紹介しています!)
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目次
西野亮廣エンタメ研究所の過去記事紹介!~2021年3月29日
(以下西野亮廣さんの記事の引用です)
おはようございます。
「西野って一部の人達からモーレツに嫌われてるよね。ツラくないの?」という質問に対して、「……でも、才能があってハンサムなので、それは仕方ないと思ってる。。」と返したキングコング西野こと「シンプルにグズ野郎」です。
#くたばれ西野
さて。
今日は『エンターテイメントと町』というテーマでお話したいと思います。
昨日の視察結果の共有です。
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▼ 昨日、あらためて整理したこと
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昨日は、兵庫(川西市)、山口(周南市)、岡山(奉還町)に行きました。
#しゅうなんし
#ほうかんちょう
目的はどれも、サロンメンバーさんと「えんとつ町」を掛け合わせた地方創生です。
実際に足を運び、地元の方とお話しさせていただく中で、かなり具体的に方向性の整理がついたので、ここで皆様と共有しておきたいと思います。
結論から言っちゃうと、『地元資源をキチンと活かした方がいいよね』という“ありきたり”な着地なのですが、「なぜ、地元資源を活かした方がいいのか?」を掘り下げて考えてみます。
▼なぜ、地元資源を活かしたほうがいいの?
理由の一つに、先日お話しした「現代のオリジナル」が挙げられます。
僕らはこれまで「自分の中から涌き出てきた独創性」を「オリジナル」と呼んできましたが、それが素晴らしいものであればあるほど、巨大資本にコピーされてしまいます。
僕が中国なら翌日にはコピーしています。
その途端、「オリジナル」ではなくなってしまう。
ここは本当に大切なラインで、コピーがカジュアルになった現代を生きる僕らはオリジナルを「自分の中から涌き出た独創性」ではなくて、「コピー不可能のモノ」と再定義した方が良さそうです。
先日、お話しした「レガシー×テクノロジー×個性」ですね。
費やされた時間(歴史)はコピー不可能で、そこを味方にしないことにはオリジナルたりえない。
#オリジナルたりえないって何
#雰囲気で伝われ
これは『街づくり』にも言えることで……
「地方創生」とか何とか言っちゃって、どうにかこうにか、その町が「行き先」や「住む場所」として選ばれるようになっても、その魅力が他の町にコピーされてしまっては、また元通り。
同じ集客装置を皆が持っている状態になってしまうので、集客装置たりえない。
#集客装置たりえない
大切なのは「コピーされない町づくり」で、追及しなければならないのは「オリジナル」です。
「地元資源」は、「時間(歴史)そのもの」で、そこを絡めない地方創生には価値がありません。
そして、もう一点。
「その町は、なるべくして、その形になった」ということ。
たとえば、川西市は大阪のベッドタウン(都心へ通勤する人の住宅地を中心に発達した町)なのですが、ここが「住むには便利な土地」じゃなかったら、とっくに廃れているハズです。
地方創生というと、ついつい「外から人を呼ぶ」という発想になっちゃいますが、「住みやすい場所」を力業で「行く場所」に変更するよりも、「住みやすい場所」は「住みやすい場所」として伸ばした方が理にかなっている。
大切なことなので、もう一度言います。
「住みやすい場所」は「住みやすい場所」として伸ばした方が理にかなっている!!
抽象的な言い回しで申し訳ないですが、「町の骨組み」を変えちゃダメだなぁと思いました。
なので、「旅館建設」を「アパート建設」に切り替えたのはやっぱり正しくて、川西は住む場所(ときどき行く場所)として魅力を伸ばしていった方が良さそうです。
▼素敵なケース
岡山のサロンメンバーさんが奉還町商店街を観光資源にしようと頑張っているという噂を聞きつけて、昨日は岡山県の「奉還町」の視察にも行きました。
数ヶ月前に、商店街の電灯を全て「提灯」に差し替え、「奉還町商店街」は、すっかり『えんとつ町』です。……が、よく見ると、「提灯」がチョット違います。
えんとつ町の提灯は「中華提灯(下にヒラヒラが付いているやつ)」なのですが、奉還町商店街の提灯は「和風提灯」です。
岡山のサロンメンバーさんにその理由を聞くと、納得の答えが返ってきました。
「ここは、大政奉還後の廃藩置県で職を失った武士が失業して、失業手当(奉還金)で商売を始めた町なので、『奉還町』という名前が付いています。武士が作った町なので、その文脈は汲み取った方がいいかな…と思って、和風提灯にしました」
最高ですね!
「武士が作った町」という歴史は、コピーすることができません。
ここを無視せず、「×えんとつ町」を丁度いい場所に着地させる。
奉還町しかできない「町づくり」で、すごく素敵なケースだと感じました。
んでもって、山口県周南市の話をさせてください。
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▼ 工場夜景という圧倒的なエンターテイメント
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冒頭で申し上げましたが、昨日は山口県周南市の視察にも行ってまいりました。
目的は、「工場夜景クルーズをキチンとエンタメビジネスとして確立させること」です。
サロンで呟いたところ、ありがたいことに、周南市の議員さんや、周南コンビナートで働かれている方がサロンメンバーさんの中にいたので、昨日は、いろいろと案内していただきました。
今回の周南の視察で確信したことは2つ。
①工場夜景クルーズは圧倒的なエンターテイメントになる
②地元の観光資源は、地元の人が一番見えていない
……です。
▼①について
工場夜景は、とにかく圧巻でした。
船内に流れる音楽や、お客さんの時間の奪い加減など、手を加えるところは山ほどありますが、間違いないエンターテイメントになります。
※オリラジ藤森君(スコップ)に船内のナレーションをお願いするといいよね。
▼②について
これは全ての地域に言えることですが、「観光資源」というのは、そこに住んでいる人からすると当たり前の景色なので、外から来た人が、「どの部分に、どの程度の興奮をしているか?」が正確に計測できていない。
「いつもの調子で見せてください」とお願いして、いつもの調子で案内していただいたのですが、途中、周南にある「そこそこ大きな橋」の下で船を停めて、橋のガイドが入ったんですね。
丁寧に教えてくださって本当にありがたかったのてすが、「外から来た人」からすると、「橋はどうでもいい」というのが本音だと思います。
橋を見るなら、瀬戸大橋を見るので。
そんなことよりも、工場夜景を間近で見たい。
ですが、これまでガイドをしてくださった方をムゲにはできないから、一応、お客さんは、橋の説明に対して「へぇ~」というリアクションをとらなくちゃいけない。
「橋に時間を割いたことで少しポイントが下がっている」ということを把握しておかなくちゃいけないのですが、地元の方からすると、工場夜景も、そこそこ大きな橋も、どちらも日常の風景なので、ミリ単位で価値を計測することができず、時間配分が上手くいっていない。
昨日は、1時間半ほどのクルーズでした。
僕は「下見」目的で行ったので、2時間でも、3時間でも平気ですが、お客さんの満足度を考えると、30分でサクッと夜景を堪能させて、夜景終わりの二次会コンテンツ(遠くに工場夜景が見えるカフェ)などを充実させた方が良さそうです。
このあたりのお客さんの動線設計はエンターテイメントの領域なので、西野が超得意です。
とにもかくにも工場夜景クルーズは丁寧に設計すれば、圧倒的なエンターテイメントになるし、間違いなく観光資源になると確信しました。
もう一度言いますが工場夜景クルーズのポイントは『音楽』だと思います。
映画やドラマや舞台のように、しかるべきシーンで、しかるべきタイミングで、しかるべき音楽を入れる。
工場夜景が視界全面に広がったタイミングで、重低音(ドラム音)を響かせて、お客さんの心臓をドンドンッと二発ほど殴ると、いい感じの興奮が作れると思います。
『映画 えんとつ町のプペル』では、空から降ってきた心臓が煙を抜けた瞬間に、『えんとつ町』の景色が画面いっぱいに広がるのですが、あそこと同じ手法です。
「17.5秒後に、目の前いっぱいに工場夜景が広がるように船を走らせてください」というレベルの話になってくるので、訓練が必要です。
工場夜景は、これから何度も通って、絶対にモノにします。
まだ、世界の誰も経験したことがない圧倒的なエンターテイメントを作りますので、お楽しみに。……というか手伝ってね😊
現場からは以上でーす。
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※この記事は1年経過した西野亮廣さんの投稿記事をそのまま引用したものです。
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