図解師★ウルフです!
僕も入会している西野亮廣さんのオンラインサロン「西野亮廣エンタメ研究所」の過去記事を紹介しています。(音声でも紹介しています!)
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目次
西野亮廣エンタメ研究所の過去記事紹介!~2020年11月20日
(以下西野亮廣さんの記事の引用です)
こんにちは。
母親のLINEのアイコンが何故か「ドラミちゃん」のキングコング西野です。
#40年の付き合いになるが
#貴方の口からドラミちゃんの名前を聞いたことなど一度もないぞ
さて。
今日は「映画『えんとつ町のプペル』の次の打ち手の提案」というテーマでお話ししたいと思います。
いろんなサービスに転用できる普遍的な話だと思うので、参考にしてみてください。
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▼ 答えを見せろ
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映画『えんとつ町のプペル』の完成が近づいております。
「完成が近づいている」という表現は少しだけ違っていて、アニメーション(絵)の場合は、「いくらでも手を加えられる」という性質を持っておりますので、ナンジャカンジャで納品ギリギリまで、クオリティーを上げる作業を続けると思います。
今は早く皆様にお見せしたくて仕方がありません。
#ホントに早く見せたい
#自信しかないです
作品(および商品&サービス)は、“お客さんに届いた時点で『完成』”なので、当然、届ける作業も頑張ります。
明日も大阪で「ジョギング大会」を開催しますが、勿論それも、映画を届ける為のアクションでございます。
遡ること4年前。
『魔法のコンパス』というビジネス書の中で、「お客さんは『確認作業』でしか動かない」と説きました。
『モナリザ』を観る為にルーブル美術館に行くのも、そもそも『モナリザ』の存在(答え)を学校の教科書(画素数最悪)で脳内に仕入れたからで、「ルーブル美術館の奥にイイ感じの絵画があるらしい」という情報だけでは、僕らはルービル美術館には行きません。
グランドキャニオンにしても、テレビかInstagramかYouTubeか旅行パンフレットで、その景色(答え)を仕入れたから旅先に選ぶわけで、「地平線の彼方まで続く茶色の凄い岩肌」という情報だけでは、僕らはグランドキャニオンに時間とお金を割きません。
もともとお客さんは『確認作業』でしか動かなかった上に、娯楽が多様化した今、「ハズレの可能性が含まれているもの」にチャレンジする人は更に減りました。
そんな中、いまだに「開けてからのお楽しみ!」という打ち出し方をする方もいらっしゃいますが……『鬼滅の刃』で、さすがに目が覚めたと思います。
『鬼滅の刃』は「お客さんは『アタリ』よりも『ハズレがない』を求めている」を証明しました。
「知っているものを観に来させて、その上で期待を上回るものを提供する」という戦い方ですね。
YouTube講演家の鴨頭さんもそう。
講演内容(答え)はYouTubeで観ることができて、「あの話を生で聴きたい」というマーケティングをされています。
『鬼滅の刃』も鴨頭さんも、「ハズレじゃないよ」ということを事前に約束してくれているわけですね。
御存知、キングコング西野も昔からそれを続けてきた人ではあるのですが(※絵本の無料公開なんて、まさに)、ここにきて、ちょっと面白いことを思いつきました。
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▼ スケールを見せる
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昨日、映画『えんとつ町のプペル』のアクションシーンだけを繋いだダイジェストを友人やスタッフに見せたところ、メチャクチャ反応が良かったんです。
その数日前。
『ゴミ人間』(12月18日発売)のインタビュー取材を編集スタジオでおこなったのですが、後ろにおいてあるモニターでも、同じくアクションシーンだけを繋いだダイジェストを流したところ……インタビュアーさんやカメラマンさんの反応がすこぶる良かったんです。
皆、30秒CMや90秒CMはすでに観ていたのですが、その上で「なんじゃこりゃー!絶対に観に行く!」となったんですね。
当然ですが、『映画』といっても観に行く理由は人それぞれです。
「ストーリーを観に行く人」もいれば、
「映像美を観に行く人」もいます。
今回でいうと、「ストーリーだけでは刺さりきらなかった人に刺さった」という結果だと思います。
30秒CMや90秒CMだけでは、まだまだ疑われていたわけですね。
そんな中、西野は思います。
僕らが映画を観に行く理由の一つとして「大きなスクリーン」があると思うのですが、よくよく考えてみたら、映画の宣伝って「大きなスクリーン」を売ってなくないっすか?
映画館の大きなスクリーンに流れる映像を、テレビやYouTubeに流して宣伝することはあっても、「映画館の大きなスクリーンに映像が流れている様子」をテレビやYouTubeに流していない。
過去、僕らが「映画館の大きなスクリーンに映像が流れている様子」を観たのは、アナ雪の「応援上映」のニュース映像や、久石譲さんが武道館で開催しているジブリのフィルムコンサートの映像など。
あれ観ると、行きたくなりません?
紐ほどくと、あれは「映画館の大きなスクリーンに映像が流れている様子」という【答え】を見せられているから、「あとスケール感を生で観たい」となっている。
確認作業ですね。
ならば、映画の宣伝の一つとして、「映画館の大きなスクリーンに映像が流れている様子」をYouTube等に出していった方がいいと思ったので、さっき、マネージャーに……
「今すぐ映画館を押さえて。んでもって、大スクリーンにプペルの映像を流して、その前で取材をしよう!」
と伝えました。
ソッコー実現します。
現場からは以上でーす!
#終盤のスピード感
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