図解師★ウルフです!
僕も入会している西野亮廣さんのオンラインサロン「西野亮廣エンタメ研究所」の過去記事を紹介しています。(音声でも紹介しています!)
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目次
西野亮廣エンタメ研究所の過去記事紹介!~2020年5月29日
(以下西野亮廣さんの記事の引用です)
おはようございます。
二日酔いで文章が投稿できない時の言い訳として『スマホの調子が悪くて…』を開発したキングコング西野です。
さて。
昨日は『夢幻鉄道』の編集作業にお付き合いいただいてありがとうございました。
(※昨日の記事を読まれていない方は、先に、そっちを読んでね💓)
昨日の編集作業を受けて、いくつか整理・共有しておきたいことがあるので、今日は、そんな話をしたいと思います。
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▼ みんなでやる方が大変(笑)
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今朝のブログ(https://ameblo.jp/nishino-akihiro/entry-12600277733.html)でも書かせてもらいましたが、ぶっちゃけて話すと、編集作業は僕と担当編集の袖山さんの二人でやった方が早かったりします。
これは皆さんの文章能力にケチをつけているわけではなくて、一応僕も袖山さんも「文章で飯を食っている人」で、おそらく国内トップレベルで上手くいっている人だと思います。
くわえて、ストーリーの背景や、お互いの癖(※これは後で話します)も分かっているので、「こうきたら、こうだよね」という阿吽の呼吸で作業を進めることができたりします。
それでも僕は皆と作った方がいいと思っています。
宣伝や二次利用といった先々(作品完成後)の展開でお客さんを巻き込むことになると思うのですが、その時、お客さんからすると「他人が完成させた作品」よりも、「自分が制作に参加した作品」の方が楽しいからです。
作業が楽しければ楽しいほど、パフォーマンスが大きくなるので、昨日は、その種を植える作業です。
これは「結果を最大化するには、どこにコストをかけるべきか?」という話で、ベラボーに時給が高い西野の生産活動が1日~2日止まろうが、昨日のような時間(もはや儀式!)を挟んだ方がいいと思います。
これは僕の絵本に限った話ではなくて、あらゆるサービスに転用できる話だと思います。
少々手間がかかろうが、コストがかかろうが、共に育てることになる子供の出産に立ち会ってもらった方がいいと思います。
そこで、かけたコストは後で必ず回収できるので。
お釣りが出るほど。
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▼ 絵本編集のルールと「西野の癖」を共有しておきます
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昨日のコメント欄に皆様から送られてきた(膨大な!)提案は、全て読ませていただきました。
それぞれに個性があって本当に面白かったし、とっても勉強になりました。
忙しい中、お時間を割いてくださってありがとうございました。
おそらく「サロンメンバー全員で絵本編集」は今後もやると思うので、昨日の作業で気づいたことを共有しておきたいと思います。
【① 一旦、最後まで読んでから編集作業を進める】
1ページを読む毎に「こうしてみては?」と提案してくださっている方がいらっしゃったのですが、そうすると、その後のページで、「すみません!あそこの○○は、この台詞のフリだったんですね。さっきの提案は忘れてください!」という事態に陥るケースがあったりします。
※昨日、結構ありました(笑)
これには2つデメリットがあって、一つ目のデメリットは「無駄骨を折ることになる」です。
これは、どちらかというと御自身が損するパターンですね。
二つ目のデメリットは「読み手のストレスを生んでしまう」です。
昨日のようなケースは、コメント欄も「なるほど!その言い回し、素敵~!」という【読み物】になっていたりします。
その際、“ページ毎の提案”は、『ストーリーを最後まで読んだ人』にとっては「…いや、だから、これは、この後に控えている○○のフリだから」というストレスになっちゃうんですね。
これを防ぐ為には、一旦、最後まで読んでから編集作業を進めるのがイイ(皆が楽しめる)と思います。
手伝ってもらったいる分際で、偉そうなことを言ってしまってごめんなさい。好きです。
【② あくまで「プロット」である】
昨日、皆様に共有させていただいたのは「初稿(最初の原稿)」ではなく、「プロット」です。
「プロット」とは、「ここは、この感じでいこうと思っています」というザックリとした説明書ですね。
舞台でいうと、立ち位置やセット位置をスタッフに指示する『バミリテープ』のようなもので、本番では外す(お客さんには見えないようにする)んです。
これを「初稿」として捉えていた方が昨日は4割ぐらいいて……たとえば「台詞の最後の『(笑)』は外した方ががいいと思います。なんかネットの文章っぽくなっちゃう!」という指摘があったりしました(笑)。
まさかまさか『(笑)』を絵本の中に入れるつもりはなくて、「このキャラクターはここで笑います」という指示です。
もっと言うと、「笑ったことを伝えたいのですが、何かイイ表現ありませんかね?」というお願いだったりします。
微妙なニュアンスですが、プロットは「世に出さない前提で書かれているもの」です。
なので、「誤字・脱字」の指摘も要らなかったりします。
そもそも、表に出す文章ではないので。
このへんの「プロットの役割」を共有しておくと、余計なズレが減って、もっともっと楽しくなると思います。好きです。
【③ そもそも「絵本」である】
昨日は結構な割合で、「絵本」ということを忘れちゃう人がいました。
昨日、添付した画像は勿論「イメージ画像」で、絵本のイラストは、これから描きます。
絵本は『絵』と『』文章」でそれぞれ役割を分担しながらストーリーを届けるので、文章を書く際、「絵で説明されている部分」を忘れてはいけません。
たとえば!
「お爺さんはマフラーを触りました」という表現に対して、
「いきなりマフラーが出てきた!ここでマフラーを出すんだったら、お爺さんが登場するシーンで、その説明をしておいた方がいい!」
といった指摘が昨日は結構あったのですが、お爺さんが『マフラー』をしていることは、すでに『絵』で説明されているんですね。
『マフラー』をしているお爺さんの絵に対して、「お爺さんはマフラーをしている」という文章を付けてしまうと、『絵』と『文章』で説明が重複しちゃうんです。
『マフラー』が物語のキーアイテムじゃない限り、その重複は蛇足です。
ここが「阿吽の呼吸」の部分で、編集者は、絵本のプロットの文章に突然『マフラー』が出てきた場合は「マフラーはすでに絵で出しているんだろうな」と汲み取って(読み取って)作業を進めたりします。好きです。
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▼ まとめ
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本来、こういう作業(勉強)は制作者だけでおこなうものなのですが、これを皆でやって、究極、「西野がこうきたら、こう返す!」「この場合、西野は○○を求めているから、こう!」がサロンメンバー全員でやれるようになったら面白そうなので、数ヵ月に一度ぐらい、昨日のような作業を挟んでいきたいと思います。
あらためて、昨日は編集作業に参加してくださってありがとうございました。
明日からは、いつもの投稿に戻ります。
現場からは以上でーす。
【追伸】
サロン記事の感想を呟かれる際は、文章の最後に『salon.jp/nishino』を付けて《本垢》で呟いていただけると、西野がネコのようになつく場合があります。
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※この記事は1年経過した西野亮廣さんの投稿記事をそのまま引用したものです。
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