お会いできて光栄です!
図解師★ウルフ(@diagram-wolf)です!
今話題のNFT…日本でもかなり認知度が上がってきましたね。
現在のNFTといえば、アート作品を買ったり売ったりして、クリエイターの応援や投資目的に使われる事が多いのですが、実はNFTの使用用途はもっと多岐にわたります。
その一つとして、大きな可能性を秘めている使い方が、今回紹介する「Soulbound Tokens」(以下SBT)です。
SBTとは移動不可・譲渡不可なトークン(暗号通貨やNFT)のことで、一度発行元から受け取ったSBTは、販売したり他のウォレットに移動したりできません。
例えば、数年後の世界の誰もが、スマホとウォレットを持っていたら…、理論上、様々な証明書をSBTとして発行することが可能です。高校や大学の卒業証書や運転免許書等の資格証明、さらにはコンサートやイベントの転売できない参加チケットなど…少し考えただけで、非常に手軽で改ざん不可能な証明書になります。
こんな様々な用途に使えるSBTですが、発行方法はあまり知られていません…。でも実は誰でも非常に簡単に発行することが出来るんです!
今回は「誰でもできるSoulbound Tokensの発行方法」について解説したいと思います。
Soulbound Tokensの発行方法
今回私もはじめてやってみましたが、なんの知識もない私でも30分かからず出来てしまいました。プログラムもコントラクトもそんな知識は全く不要…正直拍子抜けするくらい簡単!
私はこれを自分のコミュニティの会員権として使ってみようかと思っています!
それでは実際の手順に沿って説明します。
NFT発行のために必要なもの
まず事前に必要なものをお伝えします。
・メタマスクのウォレット
・SBTとしてNFT化するための画像等
これはおそらく説明は不要ですよね?
もしメタマスクをお持ちでない方がおられたら、下記のブログを参考にが非常にわかりやすいので、まずはサクッと作成してみて下さい!
MetaMask(メタマスク)をChromeにダウンロードしてウォレットを作成する方法/おもちさん
あとNFT化するための画像ですが、これは何でも結構です。今回私は下記の様なスタンプ調の画像をSBTとしてNFT化しようと思います。
いよいよSBTを発行してみよう!
SBTの発行は以下のホームページから行います。
https://thirdweb.com/dashboard
まずウォレットを接続します
次に「NFT COLLECTION」を選びます
コレクションのプロフィール画像(NFT用の画像ではありません)、名前、ネットワークチェーンを入力します。その他は任意で大丈夫です
もし現在メタマスクが選択しているチェーンと違う場合は下記のようなメッセージが出るのでネットワークを切り替えしてください。
ネットワークの切り替えができると右上のウォレットの表示が変わります。今回はPolygonチェーンを使用するため、これでOKです。
改めて右下の「Deploy Now」をクリックします。しばらくするとメタマスクのウインドウが開き確認画面が出ますので、ガス代を確認して確認ボタンをクリックします
コレクションが完成したら、コレクションのダッシュボード画面になりますので、念のため、ブックマークしておくことをおすすめします。同じコレクションから別のNFTを発行する場合に、そのブックマークからこのダッシュボードに入るようにしましょう!
それではいよいよSBTを発行します。上の「NFTs」タグを選択し、右の「+Mint」ボタンをクリックします
画面右側にMint用の画面がでますので、名前とNFTにする画像等を選択して、最後に右下の「Mint NFT」をクリックします。(その他の箇所は必要に応じて任意で入力してください)
数秒後にメタマスクの確認画面が開きますので、ガス代を確認して確認ボタンをクリックします
これでNFTが発行(MINT)できましたので、次に移動不可の設定のために、Permissionsタグに移動します
数秒後にメタマスクの確認画面が開きますので、ガス代を確認して確認ボタンをクリックします
Transferの欄を”Non-Transferable“に変更し、右下の「Update permissions」をクリックします
これでSBTが発行されました。意外に簡単だったでしょ?
NFTを確認してみます
それではOpenSeaの画面でちゃんと出来ているか確認してみましょう!OpenSeaをひらくと…間違いなくありました!
では、発行元から他のウォレットアドレスに移動後、更に別のアドレスに移動出来ないかを試しみます!
移動しようとすると…エラーになり移動できません!やった!
(※発行元に戻すことは出来ます)
間違いなく移動出来ないNFTになっていました!
これでNFTの使い道が更に拡がりそうです!
まとめ
今回は、移動不可・譲渡不可なトークン「Soulbound Tokens」の発行方法を解説しました。
今後はさらに…同じNFTを複数個を発行するにはどうすればいいかなど、応用編を勉強していきたいと思います。
日本国内におけるNFT人口の増加が見込まれる中、SBTもこれからどんどん使い道が生み出されると思います。私自身、色々と挑戦しながら、他にも面白い使い道がないか、考えを巡らせたいと思います!
ぜひあなたも今回の記事を参考に、SBT発行にチャレンジしてみて下さい!
それでは最後までご覧頂きありがとうございました!
図解師★ウルフでした!