図解師★ウルフです!
僕も入会している西野亮廣さんのオンラインサロン「西野亮廣エンタメ研究所」の過去記事を紹介しています。(音声でも紹介しています!)
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目次
西野亮廣エンタメ研究所の過去記事紹介!~2021年4月11日
(以下西野亮廣さんの記事の引用です)
日曜日なので、仕事の話はやめて、
日記というか、コラムというか、駄文をお届けしたいと思います。
たいした内容ではないので、暇を持て余した時にでも読んでください。。
「独立」についての話です。
数年前。
あれはサッカー中継のハーフタイムだったか、試合終了後だったか……
日本を代表するタレントが、C・ロナウドに突撃インタビューを試みたものの、まるで相手にされていない現場を見ました。
その瞬間、「ああ、ここは島国なんだ」という事実が胸に刺さったことを今も強く覚えています。
この国に住んでいると、いろんな声が聞こえてきます。
「レギュラー番組は何本?」
「YouTubeの再生回数はどれぐらい?」
「もっとお笑いをやってください」
「芸人ならば漫才をやってナンボだろ」
…などなど。
彼らの声を無視すると非国民のような扱いを受け、
彼らが持ち合わせている「ものさし」で測られた数値が落ちると、「オワコン」と呼ばれます。
いつも思うのは、
「あんた達のリクエストに100点で返したら、世界は獲れるのかよ? ディズニーや、シルク・ド・ソレイユに対する嫉妬は消えるのかよ?」
です。
…汚い言葉を使ってしまってゴメンナサイ。
内心で思っているだけですので安心してください。
彼らのリクエストに応えたところで、世界は獲れません。
彼らのリクエストに応えたところで、ディズニーや、シルク・ド・ソレイユに対する嫉妬が消えることはありません。
彼らが求めていることは25歳までで、ほぼ全部やりました。
結果も出しました。
ですが、何も変わりませんでした。
彼らはもう「世界」を競争相手から外してしまっていて、
ディズニーや、シルク・ド・ソレイユをライバルだなんて思っちゃいない。
「どうすればNetflixに勝てるのかなぁ?」なんて考えちゃいない。
そもそも目指しているゴールが違うから、チェックポイントが噛み合いません。
僕は今でもレギュラー番組の本数でマウントを取られることがあります。
「レギュラー番組を増やせば増やすほど、時間が奪われて、世界が遠退いてしまうじゃないか」と言い返したところで、99.9999%の人達はそもそも世界を狙っていないので、鼻で笑われます。
巨人との戦いには参加せず、不戦敗。
皆で一斉に巨人から目を背け、戦っていないから負けていないことにしているけれど
…いいや、僕たちは圧倒的に負けている。
正直、とても悔しいです。
日本のエンターテイメントに携わっている人達が、「世界」から目を背けることができるのも時間の問題でしょう。
日本人(日本のお客さん)は、毎年、確実に老いていっています。
まもなく、テレビからは純度100%のバラエティーが消え、
他人の不倫や他人の不幸について議論する時間が増え、
健康に関する情報に割かれる時間が増えるでしょう。
お客さんが老いて、現役をリタイアした人達がメインターゲットになってくるので、当然です。
そして、そのメインターゲットは、「お金を使わない世代」なので、テレビの広告費(制作費)は落ち、その制作費相当の番組がラテ欄を占拠することでしょう。
これは数年後に確実にやってくる未来で、もう逃げきれません。
「ビジネスモデルから見直さないと、もう未来はないよ」と叫べば、「お金の話ですかぁ?」「銭ゲバなんですねぇ〜」と返ってくるので、本音を言うと、個人的にはマス向けにそういった話をするのは、そろそろ面倒臭くなってきています(※ナイショだよ)。
他人に期待してもしょうがないので、自分でやろうと思います。
ひとつ確かなことは、「既存のシステムは自分の為にはない」ということです。
目の前に出されたリクエストに100点で応え続けても、世界の頂には行けません。
大好きな吉本興業を辞めた理由がまさにそれ。
映画公開直前(制作が大詰め)のタイミングで、担当マネージャーが代わったことが決定打でした。
作品の内容も、アニメーターの性格も、音楽スタッフのスピード感も、右も左も何も分からない。なによりも、作品に対して強い思い入れがない新人マネージャーが僕の担当に付き、当然、ミスは連発。
#仕方ないよね
その時には、「なんで、このタイミングでマネージャーを代えるんだ!」と思いましたが……今思うと、僕の思い上がりです。
吉本興業はキングコング西野亮廣を世界一にする為にある会社ではありません。
僕が憤るのはお門違いです。
#ごめんね
「僕はもう、ここにいちゃダメな人間なんだ」と思いました。
既存のシステムに期待しちゃダメなんだ。
既存のシステムは僕を世界一にする為に存在していない。
世界一になりたいのであれば、「自分が世界一になるシステム」を作らなきゃいけない。
予算の作り方から、
制作体制から、
何から何まで、
キングコング西野亮廣(CHIMNEYTOWN)が世界一になる為のシステムを組まないと、
キングコング西野亮廣(CHIMNEYTOWN)が世界一になることはないし、
僕が守りたい人や、守りたい未来を、守りきることはできません。
そういうことなんだな。
とても暗くて、とても視界が悪く、
不安で潰れそうになる夜はありますが、
この道以外の道がないので仕方ない。
身体の前で手をバタバタさせて、
障害物を確認しながら、
歩いていきたいと思います。
引き続き、応援よろしくお願いします。
今日は、これから渋谷HUMAXシネマで『えんとつ町のプペル』を観て、映画終わりの後輩のカフェ(CHIMNEYCOFFEE)にでも行こうと思います。
皆様も、素敵な日曜日をお過ごしください。
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