お会いできて光栄です!図解師★ウルフです!
今回、私が皆さんとシェアしたいのは、藤野英人さんの著書『日経平均10万円』時代が来る!です。
このタイトルを見たとき、正直「えっ、本当に?」と驚きました。
まるでSF小説のような響きですよね。
しかし、この本を読み進めていくうちに、「日経平均10万円」という未来は、決して荒唐無稽なものではないと確信しました。
著者の藤野英人さんは、30年以上のキャリアを持つベテランファンドマネージャーであり、投資信託「ひふみ」シリーズの最高責任者でもあります。
その彼が、大胆にも「10年後には日経平均が10万円になる」と予測しているのです。
この本では、その根拠となる様々な要素が、論理的に、そして分かりやすく解説されています。
特に注目すべきは、日本経済がデフレからインフレへと転換しつつあるという点です。
この変化は、私たちの資産形成に大きな影響を与える可能性があります。
「投資は怖い」と思っている人にこそ、この本を読んで、これからの時代を生き抜くための知識と戦略を身につけていただきたいと思います。
さあ、共に「日経平均10万円」時代の扉を開きましょう!
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目次
この本はこんな人におすすめです!
この本は、以下のような方に特におすすめです。
- 今後の日本経済の動向に強い関心を持っている方。
- 投資に関心はあるが、何から始めたら良いか分からない方。
- 「投資は怖い」というイメージを持っていて、なかなか一歩を踏み出せない方。
- 長期的な視点で資産形成を考えている方。
- 日本株の今後の展望について知りたい方。
この本を読むことで、以下のような考えを得ることができます。
- 日本経済の現状と未来に対する深い理解。
- インフレ時代における資産形成の重要性についての認識。
- 投資に対する正しい知識と具体的な戦略。
- 企業の本質を見抜く力。
- 長期的な視点での投資の重要性。
さあ、あなたもこの本を手に取り、未来への投資を始めましょう!
「日経平均10万円」はなぜあり得るのか?
日本株市場の変革
2023年、日本の株式市場はバブル崩壊後の最高値を更新し、大きな話題となりました。
その背景には、日本企業の本質的な変化があります。
著者は、その変化のきっかけを2014年に遡ります。
金融庁の「スチュワードシップ・コード」、経済産業省の「伊藤レポート」、そして東京証券取引所の「コーポレートガバナンス・コード」が発表されました。
著者は、これらを「新・3本の矢」と呼び、日本企業と株式市場に対する本格的な改革だと考えています。
これらの改革によって、日本企業は収益力と資本効率を高めるようになり、海外投資家からの注目度も高まりました。
ROE(自己資本利益率)の重要性
特に「伊藤レポート」が提唱した「ROE(自己資本利益率)の目標水準8%」は、大きな影響を与えました。
ROEは、企業が株主から預かった資本をどれだけ効率よく利益に変えているかを示す指標です。
世界の投資家の間では、資本コストの目安は平均7%と言われています。
そのため、ROEを8%に設定することで、投資家たちの納得が得られると考えられました。
これらの改革が、その後の株価上昇の基盤となったのです。
これらの動きは一時的なものではなく、長期的に見れば、日本株市場は右肩上がりに成長していくと著者は述べています。
インフレへの転換
さらに、日本経済がデフレからインフレへと転換しつつあることも、日経平均10万円を後押しする要因となります。
インフレ下では、物価が上昇し、株式や不動産などの資産も値上がりします。
逆に、現金の価値は下がるため、現預金しか持っていない人は大きなダメージを受ける可能性があります。
インフレは、株式市場の上昇を促す要因となり、日経平均10万円も夢物語ではなくなるのです。
成長企業に見る「純粋さ」
日本の大企業への疑問
著者は、以前海外の投資家から「日本の経営者は眠くて退屈」と言われた経験があるそうです。
当時の大企業のトップには、成長への意欲が見られず、いつもゴルフや健康の話ばかりしていたと言います。
そのため、著者が運用する投資信託「ひふみ」は、中小型株や成長株に傾斜していたそうです。
大企業の中に、「投資したい」と思える会社が少なかったからです。
味の素の変革
しかし、時代は変化しました。
経営にフォーカスする覚悟があり、成長志向を持つトップが増えてきたのです。
その代表例として、著者は味の素を挙げています。
味の素は、「アミノサイエンスで人・社会・地球のWell-beingに貢献する」という理念を掲げ、経営改善と企業価値向上に取り組んでいます。
著者曰く、味の素には「本質的な真面目さ」や「純粋さ」を感じたそうです。
成功する企業の共通点
著者は、米国で大きく成長している企業にも、純粋さが残っていると言います。
テスラやスペースXの創業者イーロン・マスクは、「あるべき未来」を真剣に信じ、やるべきことに集中しています。
「地球環境を考えると電気自動車を使わざるを得ない」「火星に人を送りたい」という、一見無謀とも言える純粋さが、巨大企業を成長させている原動力となっているのです。
多くの日本の大企業に足りなかったのは、このような「純粋さ」でした。
しかし、味の素のように、アグレッシブで未来志向な日本企業が増えてきています。
これまで「安いけど不味い」と言われていた日本株は、「安いのに美味しい」に変化しつつあると、著者は語ります。
投資に対する誤解を解く
「投資は悪」という考え方
日本では、「投資は悪」という考え方が根強く残っています。
多くの人が、「投資は勉強が必要」「リスクが高い」「損をする・怖い」といったネガティブなイメージを持っています。
その結果、日本人の金融資産における投資商品の割合はわずか15%程度で、現金・預金が55%を占めているのが現状です。
一方、アメリカでは、投資商品の割合が50%を超えており、過去20年間で家計の金融資産は3.4倍に増加しました。
そのうち2.6倍は、投資商品による運用リターンによるものです。
一方、日本では、わずか1.4倍の増加にとどまっています。
投資の社会的意義
しかし、株式投資は、単に利益を得るだけでなく、社会をより良くする力も持っています。
著者が投資家として大事にしているのは、「世の中を良くして明るい未来をつくること」です。
成長している会社や、利益を上げ続けている会社は、結局のところ「真面目な会社」です。
そのような会社に投資をすることで、社会に貢献し、「明るい未来」というリターンを得ることができます。
これが、著者の考える株式投資の社会的意義なのです。
新NISAの活用
2024年にスタートした「新NISA」は、投資に対するハードルを大きく下げました。
新NISAは、少額投資の運用益にかかる税金を非課税にする制度で、非課税保有期間も無期限になりました。
これにより、「投資をするなら自己責任で」という時代から、「投資をするかしないかは自己責任」という時代に入ったと言えるでしょう。
特に、国が後押ししているのが、投資信託の「長期・積立・分散投資」による資産形成です。
新NISAの「つみたて投資枠」は、金融庁の定める条件を満たした「長期・積立・分散投資に適した投資信託」に対象商品が限定されています。
これは、まさに「小さく、ゆっくり、長く」投資を始めるための、絶好の機会と言えるでしょう。
生成AI時代における投資戦略
短期投資の限界
本書では、急速に普及する生成AIが、投資の世界に与える影響についても言及しています。
これまで、アナリストが企業のデータや情報を集めて分析し、「1株あたりの利益が半年から1年後にいくらになるか」を予測していました。
しかし、情報の収集や分析、的確な予測は、生成AIがもっとも得意とする分野です。
そのため、短期的な予測で勝負する株式投資において、生成AIが人間に取って代わる場面が増えるでしょう。
今後、個人投資家が短期投資で勝つことは、かなり難しくなると著者は予測しています。
「より良い未来」を創造する投資
では、人間が投資でAIに勝つにはどうすれば良いのでしょうか?
その答えは、「10年後の未来」を予測して、「より良い未来」の創造につながる企業に投資することです。
そもそも投資とは、企業を応援することです。
「本来の投資の意義」を意識して、「あるべき未来」を実現させるという視点で投資先を選択することが、アクティブファンドの存在意義となります。
インデックスファンドとアクティブファンド
投資信託には、「インデックスファンド」と「アクティブファンド」の2種類があります。
インデックスファンドは、日経平均株価などの指数に連動するように機械的に運用するため、コストを抑えやすいというメリットがあります。
一方、アクティブファンドは、ファンドマネージャーが銘柄を選別して、指数を上回ることを目指して運用します。
そのため手数料は高くなりますが、「良い会社を選んで投資したい」という考えを持つ人々の思いに応えることができます。
近年は、インデックスファンドの人気が高く、「インデックス至上主義」とも言える状況にありますが、著者は、資本市場をしっかり機能させるためには、アクティブファンドの役割が大きいと考えています。
「10年後の成長銘柄」を探す
日本取引所グループへの期待
本書の後半では、著者が推す「10年後の成長銘柄」も紹介されています。
その中で特に注目すべきは、東京証券取引所などを運営する日本取引所グループです。
2023年に東証の社長に就任した岩永守幸さんは、「東証上場企業の企業価値を継続的に上昇させること」を自身のミッションとしています。
上場企業の企業価値が上がれば、日本全体の資産が増えることにつながります。
著者は、岩永氏の「日本をよくする」という情熱に、投資対象としての魅力を感じていると言います。
未来を担う企業を見つける
本書では、この他にも多くの有望な銘柄が紹介されています。
それらの企業は、日本の未来を担う成長企業となる可能性を秘めています。
これらの情報をもとに、私たちも、自分の目で「未来を創る企業」を見つけ出すことができるでしょう。
まとめ:未来への投資を始めよう!
「日経平均10万円」時代への備え
本書は、単なる株価予測の本ではなく、日本経済の現状と未来に対する深い考察を提供しています。
また、投資に対する誤解を解き、正しい知識と戦略を身につけるための道しるべとなるでしょう。
「日経平均10万円」という未来は、必ずしも約束されたものではありません。
しかし、その可能性を理解し、適切な行動を起こすことで、私たちはその恩恵を最大限に受けることができるでしょう。
読者へのメッセージ
もしあなたが、これからの時代を生き抜くための知識と戦略を求めているなら、ぜひ本書を手に取ってみてください。
この本は、あなたの資産形成を加速させ、より豊かな未来を切り開くための、強力な武器となるはずです。
さあ、共に未来への投資を始めましょう!
僭越ですが…この図解が一人でも多くの方にとって、本書を手に取るきっかけになって頂ければ…ウルフにとってこれ以上ない幸せです!
図解師★ウルフでした!
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